クリプトデイリー 2026-10-18

シュワブ、BTC・ETH取引を対象の個人顧客全員に開放/ビザ・ダイレクト、USDCでの事前入金を商用化/unbanked、金連動トークン「Kinka」の事業を廃止。今日の3本です。

積み重なった金地金の上で金色のコインが粒子になって消えていき、横の卓上カレンダーに丸印が付いているイラスト

AI生成のイメージ画像です。

今日は「大手証券の取扱い拡大」「送金インフラでのステーブルコイン」「国内トークンの撤退」の3本です。3本目は保有者に請求期限がある話なので、該当する人は日付だけでも確認しておいてください。

1. シュワブ、BTC・ETH取引を対象の個人顧客全員に開放

米証券大手チャールズ・シュワブが10月15日、「シュワブ・クリプト」でのビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の直接取引を、対象となる個人顧客全員に提供し始めました。5月に一部の顧客向けに始めていたサービスの全面展開です。手数料は1回の取引につき0.75%、注文額は1ドルから200万ドルまでで、米国外の顧客は利用できません。8月に明らかにしていたソラナ(SOL)、アバランチ(AVAX)、チェーンリンク(LINK)も年末までに加わる予定とされています。

出典: CoinPost

ひとこと(Jura) — 記事では手数料をフィデリティの1%、イー・トレードの0.50%と並べていて、同じ「証券会社で仮想通貨」でも料率がけっこう違うのが見て取れますね。日本からは使えないサービスですが、手数料が「スプレッド込みか、別建てか」を確認するという見方自体は、国内の取引所を比べるときにもそのまま使えると思います。

2. ビザ・ダイレクト、USDCでの事前入金を商用化

ビザは10月15日、送金サービス「ビザ・ダイレクト」で、国境をまたぐ支払いの資金をステーブルコインのUSDCで事前入金できる機能の商用運用を始めたと発表しました。最初の対応事業者は、送金事業者や銀行向けの決済基盤を提供するインヨ・グローバルです。インヨのプラットフォームに組み込まれ、1つの接続で180カ国超への支払いまで扱えるとされています。ビザは2025年に、同じ仕組みの試験プログラムを導入していました。

出典: CoinPost

ひとこと(Jura) — 個人がUSDCで送金する話ではなく、送金事業者がビザに預ける「事前の資金」をUSDCで入れられるようになった、という裏側の話ですね。インヨ側は既存APIのまま24時間使える資金調達手段になると説明していて、銀行の営業時間に縛られない点が実務上の変化なんだと思います。

3. unbanked、金連動トークン「Kinka」の暗号資産事業を廃止

東証スタンダード上場のunbankedが、金地金に連動するトークン「Kinka」の暗号資産事業を廃止し、関係する子会社3社を解散・清算すると10月16日に発表しました。理由は販売の低迷と採算確保の難しさです。イーサリアム上のKinkaは、買取請求と金地金との交換請求の最終受付期限を10月30日17時(日本時間)とし、回収分は焼却されます。販売実績のないカルダノ上の発行分は10月中に全量を焼却し、清算は2027年3月末までに完了する予定です。

出典: CoinPost

ひとこと(Jura) — 「現物で裏付けられたトークン」でも、発行体が事業をやめれば期限つきの請求手続きに切り替わる、という実例ですね。裏付け資産があるかどうかに加えて、発行体が撤退したときに何を・いつまでに請求できるかを先に確認しておくのが大事なんだと思います。

当記事は情報提供を目的としており、特定の暗号資産の購入・売却を推奨するものではありません。 取引には価格変動・流動性・システム障害等のリスクがあります。投資判断はご自身の責任でお願いします。 記事内容は執筆時点の情報に基づきます。