クリプトデイリー 2026-10-01

財務省、国債のオンチェーン対応で研究会を設置/KDDIら、au PAYアプリで暗号資産ウォレット「αU wallet」を提供開始/イーサリアム「Glamsterdam」、10月6日にテストネットSepoliaで稼働へ。今日の3本です。

左に列柱のある政府庁舎風の建物、そこから証書のような紙がほどけて光るブロックの連なりへ変わり、右下で数人が円卓を囲んで話し合っている概念イラスト AI生成のイメージ画像です。

今日は「国のしくみ」「身近なアプリ」「ネットワークの更新」の3本です。いずれも価格の話ではなく、ブロックチェーンがどこに組み込まれていくかという話です。

1. 財務省、国債のオンチェーン対応で研究会を設置

財務省は9月30日、「国債のオンチェーン対応に関する研究会」を開催すると発表しました。第1回会合は10月8日10時からの予定です。東京大学・早稲田大学の研究者や市場関係者など有識者5人が参加し、日本銀行と金融庁がオブザーバーを務めます。国債の元利払いなどをオンチェーンで決済できるようにする点について意見を聞き、2026年12月から2027年1月にかけて議論を整理するとしています。

出典: あたらしい経済

ひとこと(Jura) — 「オンチェーン」は取引や資産の管理をブロックチェーン上で行うことを指します。今回はまだ研究会の立ち上げで、何かが決まった段階ではないですね。年末から年明けに出てくる議論の整理が、次に確認するポイントだと思います。

2. KDDIら、au PAYアプリで暗号資産ウォレット「αU wallet」を提供開始

KDDI、au Coincheck Digital Assets、HashPortの3社は9月30日、au PAYアプリ上で使える暗号資産ウォレット「αU wallet」の提供を始めました。対象はWBTC・ETH・日本円建てステーブルコインのJPYCで、Pontaポイントからの交換(月300ポイントまで、取引口座は不要)や、au PAY残高へのチャージに対応します。ウォレットは利用者が秘密鍵を自分で管理するノンカストディアル型で、au PAYで本人確認済みの人が対象です。日本円での購入はCoincheck OnRamp経由で、別途Coincheckの口座開設が必要とされています。2026年冬にはステーキング機能を追加する予定です。

出典: CoinPost

ひとこと(Jura) — 普段使っている決済アプリの中に入ってくるので、入口としてはかなり身近になりますね。一方で「ノンカストディアル型」は、秘密鍵やその復元手段を自分で管理する前提です。使う前に、なくしたときにどうなるかを公式の説明で確認しておくのが大事だと思います。

3. イーサリアム「Glamsterdam」、10月6日にテストネットSepoliaで稼働へ

イーサリアム財団は、次期アップグレード「Glamsterdam(グラムステルダム)」を10月6日に公開テストネット「Sepolia」で稼働させると発表しました。実行層の「Amsterdam」とコンセンサス層の「Gloas」をまとめたもので、ブロックの提案者と作成者を分ける仕組み(ePBS)の標準実装や、ブロック単位のアクセスリスト(BAL)の導入などが含まれます。メインネットへの実装時期は未定で、クライアントチームの決定後に別途発表されるとしています。前回のアップグレードは2025年12月の「Fusaka」でした。

出典: CoinPost

ひとこと(Jura) — アップグレードは、テストネットでの稼働を経てからメインネットへ、という順番で進みます。今回はその最初の段階ですね。取引所やウォレットを使うだけの立場なら、メインネットの日程が決まったときに、利用中のサービスからの案内を確認すれば十分だと思います。

当記事は情報提供を目的としており、特定の暗号資産の購入・売却を推奨するものではありません。 取引には価格変動・流動性・システム障害等のリスクがあります。投資判断はご自身の責任でお願いします。 記事内容は執筆時点の情報に基づきます。