クリプトデイリー 2026-09-15

ビットバンクがENJ取扱廃止へ、CircleがNoble対応を段階終了、シンガポール3行がトークン化預金で実取引。今日の3本です。

3つの銀行と共有台帳、既存の決済基盤をつなぐ概念図 AI生成のイメージ画像です。

今日は「取扱終了の期限」「チェーンごとの対応変更」「銀行間の新しい接続」の3本です。同じ資産名でも、どこで保管し、どのネットワークを使っているかが大事になるニュースが並びました。

1. ビットバンク、ENJの取扱いを10月16日に廃止予定

ビットバンクは9月14日、エンジンコイン(ENJ)の取扱いを10月16日10時に廃止する予定だと発表しました。同社が扱うEthereum上のENJとEnjin Relay Chain上のENJに継続的な価格差があり、適正な価格形成と安定したサービス提供が難しいと判断したとしています。9月30日10時には信用取引の代用暗号資産としての掛け目を50%から0%へ変更し、10月16日10時には注文・入出金の受付などを停止します。廃止後の残高は原則として日本円へ換金し、約1カ月で反映する予定ですが、売却が困難と判断した場合はENJのまま保管する例外があります。

出典: ビットバンク公式発表

ひとこと(Jura) — 取扱終了日だけでなく、信用取引の評価が変わる日も別にある点を確認したいですね。外部へ出金する場合、同社のENJはEthereumネットワークのみ対応なので、送付先の銘柄名とネットワークの両方を照合する必要があります。

2. Circle、Noble上のUSDCとCCTP V1を段階的に終了へ

Circleは9月10日、Noble上のUSDCとチェーン間転送プロトコルCCTP V1のサポート終了を発表し、NobleにはCCTP V2を導入しないと説明しました。Circle Mint経由の新規発行は10月13日に停止し、同サービスでの償還は2027年1月12日まで受け付ける予定です。CCTP V1のNobleからのバーン上限は10月31日から段階的に引き下げ、1月12日にはUSDCコントラクトとNoble発着のCCTPルートを停止します。翌13日からの手動償還には、本人管理のウォレットが停止日の残高記録に含まれることなどの条件があり、Circleは公式ブログとヘルプセンターで確認するよう案内しています。

出典: Circle公式発表

ひとこと(Jura) — 「USDCを持っている」だけでは、今回の対象か分からないですね。保管先のチェーンと利用する移転経路を確認し、発行停止・転送制限・コントラクト停止の期限を分けて把握することが大切だと思います。

3. DBS・OCBC・UOB、トークン化預金でSGD建て銀行間取引

シンガポールのDBS、OCBC、UOBは9月10日、Swiftのブロックチェーン台帳とトークン化預金を使った、シンガポールドル建ての国内銀行間実取引を完了したと発表しました。3行は台帳上で決済メッセージを交換し、それぞれの基盤にトークン化預金の債務を記録しました。Swiftの台帳で銀行間の債務を照合・相殺した後、最終決済は既存のシステムで行っています。発表では、従来の処理時間に縛られない銀行間決済に向け、共有台帳の可能性を確かめる取り組みと位置づけています。

出典: DBS公式発表

ひとこと(Jura) — 台帳で何を処理し、どこで決済を完了するかを見ると、仕組みを追いやすいですね。今回も最終決済には既存の仕組みが使われていて、新旧の基盤をどう接続するかが読みどころだと思います。

当記事は情報提供を目的としており、特定の暗号資産の購入・売却を推奨するものではありません。 取引には価格変動・流動性・システム障害等のリスクがあります。投資判断はご自身の責任でお願いします。 記事内容は執筆時点の情報に基づきます。