クリプトデイリー 2026-09-09

山陰合同銀行らがデジタル証券を検討/宇都宮愉快市民証にNFT/Ethereum財団が量子耐性の目標を提示。今日の3本です。

今日は、地域の資金調達、まちの会員証、長期的なセキュリティ対策の3本です。実施済みの取り組みと、これから検証する計画を分けて読んでいきます。

1. 山陰合同銀行ら、デジタル証券による資金調達を本格検討

山陰合同銀行、NTTデータ、Securitize Japanは9月8日、地域でのデジタル証券活用モデルの本格検討を始めると発表しました。まず、山陰合同銀行自身が社債型セキュリティ・トークンを発行し、投資家へ直接販売する方式の実現可能性を検証します。銀行のインターネットバンキングから申し込み画面へ進み、銀行口座で払い込みや利金・償還金の受け取りを行う構想です。商品設計、情報開示、システム、法令対応なども検証対象に含まれています。

出典: 山陰合同銀行・NTTデータ・Securitize Japan共同発表

ひとこと(Jura) — これは商品の販売開始ではなく、発行から償還までの仕組みを検討する段階ですね。将来の案内を読むときも、申し込み画面の便利さと、商品の条件やリスクは分けて確認したいところです。

2. 宇都宮愉快市民証をNFTでデジタル化、活動に応じてランクアップ

SUSHI TOP MARKETINGは9月2日付の発表で、宇都宮愉快市民事業への技術提供を明らかにしました。9月1日の事業リニューアルで、従来の紙の「宇都宮愉快市民証」をNFTを使ったデジタル形式に刷新する取り組みです。イベント参加や観光地への来訪といったミッションを達成すると、デジタルスタンプを取得できます。達成数に応じて市民証がブロンズからシルバーへとランクアップし、保有者向けの掲示板も設ける仕組みです。

出典: SUSHI TOP MARKETING公式発表(PR TIMES)

ひとこと(Jura) — NFTを、地域での活動を記録する会員証として使う例ですね。発表では参加データの活用も挙げられているので、登録する際は利用条件とデータの扱いにも目を通したいと思います。

3. Ethereum財団、2029年12月までの量子耐性を開発目標に

Ethereum財団のProtocol部門は9月7日、Ethereum L1の実行・合意・データの3層で、2029年12月までに量子耐性を備える目標を示しました。これは自ら設定した開発期限で、量子コンピューターによる脅威がその時期に実現すると断定したものではありません。発表では、完全な対応に加え、保証を一部抑えた暫定的な対策も検討しています。アップグレードの順序には検討中の部分があり、研究や実装の進展に合わせて調整する計画です。

出典: Ethereum財団公式ブログ

ひとこと(Jura) — 対策の目標日と、対策が実装済みかどうかは別の話ですね。長期計画を見るときは、期限だけでなく、どの部分が研究中で何が実装されたかを追うことが大事だと思います。

当記事は情報提供を目的としており、特定の暗号資産の購入・売却を推奨するものではありません。 取引には価格変動・流動性・システム障害等のリスクがあります。投資判断はご自身の責任でお願いします。 記事内容は執筆時点の情報に基づきます。